浮気相手との初対面

hikaru-9
マジすか(´;ω;`)ブワッ・・・
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息苦しい雰囲気で始まった話し合い

「当事者3人に弁護士を加えたうえで、話し合いをしたい」

私は彼にこう伝えました。

初めのうち、彼は応じようとしませんでした。そこで私はこうも言いました。

「私だって鬼じゃないんだから、相手を殴ったりしないわよ」

「直接あったら、慰謝料のこと考え直すかもしれないよ」

彼はとにかく浮気相手から私が慰謝料をとることだけは阻止したいらしく、「相手を説得するから、少し時間をくれ」と言ってきました。こうしたやりとりが何度か続いたあと、相手もしぶしぶOKしたようで、ある週末に会うことがようやっと決まりました。

話し合いの場所は、弁護士事務所の応接室でした。

私は予定時間より早く行き、弁護士さんと今後のことを相談していました。予定時間から2分ほど遅れて、彼と少しお腹が大きくなっている浮気相手が事務所にやって来ました。

その頃になれば、浮気相手がどんな性格の子で、どんなルックスでなどということは全く気にもとめていませんでした。でも、彼女が少し涙目で応接室に入ってきたことだけははっきりと覚えています。

「泣き落としなんかに、私はのらないよ」

鬼のように思えるかもしれません。でも、これくらいの気持ちを持っていなければ離婚調停を戦いぬくことはできないと私は覚悟していました。

応接室の雰囲気は最悪でした。浮気相手は顔をハンカチで多いながらうつむいたまま。彼はそれを心配して、彼女の片方の手をギュッと握っていました。

「なにそれ。まだうちらは離婚してないんだけど。よくもまあ、女房の前でそんなことできるよね」

私は、こう思ってただただ、イラつくばかりでした。そんな空気を察してか、弁護士の先生も、「できるだけ早く終わるようにしましょう」と気を遣ってくれました。

なんとしても浮気相手を守ろうとする夫

私の主張は、終始変わりませんでした。

それは彼と浮気相手から慰謝料をとること。

私は、これを認めるか認めないか。そして認めるならいくら払うのか、認めないなら、調停で決めてもらう。これしかありませんでした。もちろん弁護士の先生もそのことは承知していますから、彼と浮気相手には、詳しい事情を話すだけでした。

こちら側の話が10分ぐらい続いたあと、彼がようやく話し始めたんです。

「見ての通り、彼女は妊婦です。離婚調停とはいえ、裁判となると体に負担が大きすぎます。なので、ここは、僕だけから慰謝料をとるということで収めてもらえないでしょうか。額はいくらでもかまいませんから」

彼のこの言葉は、これまでも飽きるくらいに聞いてきました。

「浮気相手からは慰謝料をとらないでほしい」。

それしか言わないのです。

「ところで、あなた自身はどう思っているの?」

私は、浮気相手に自分がしたことについて聞いてみました。

「払いたくありません。ご主人と浮気したことは事実ですが、自分も傷ついた一人なんです。なのに、どうして慰謝料を払わなければいけないのかわかりません」

自分から聞いておいてなんですが、「こんなにはっきり答えるなんて」と私は思いました。

「まあ、これだけ肝が座っていれば、裁判になっても大丈夫だろう」

自分のことばかり考え、私になんの謝罪もしない浮気相手の態度を観た時、私の闘争本能に火が付きました。

「先生、これ以上話しても、むだだと思うので、あとは裁判所でお願いします」

「ちょ、ちょっと」

「何! まだ何か言いたいことあるの? 同じことならもういいから」

「…」

「後は、裁判所で」

私はこう言い残して、応接室から出ました。

「本当の戦いはこれから始まる。絶対に2人から慰謝料をとる」

そして、

「この問題が決着したら、あることをしよう」

そう誓って、正式な離婚調停の手続き書類にサインをしたのです・・・。