浮気調査事例2:セックスレス、不妊治療中、そして旦那の浮気、慰謝料請求

悲しみ
マジすか(´;ω;`)ブワッ・・・
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子どもが出来ない焦りとプレッシャー

理解をしてもらえることが一番よかった

IT企業のプランナーとして働いていた私が、元の旦那と出会ったのは、26歳の時でした。会社の同僚の知り合いということで、一緒に飲みに行ったのが最初でした。

彼のほうが年上でしたが、年の差も3つだけだったので世代的の差も感じませんでした。彼は同じIT関連で営業をしているということで、初対面ながら、かなり話が弾みました。そこから、2人で飲みに行く回数も増えました。

「そろそろ彼氏もほしいな」と思っていた時期でもあった私は、彼と付き合うことにしたんです。

付き合っている頃は、仕事で休みが合わないこともありましたが、会える時は会おうと決めていました。食事だけの時もありましたが、休みが合えば温泉旅行に出かけたりするなど、楽しい時間を過ごしました。

同じ業種で、仕事のことを理解してくれているということもあり、気が楽だったのは確かです。「ああだ、こうだ」と、私のことを詮索したりはしませんでした。私が彼にガミガミ言うこともなかったですね。

彼との結婚を決めたのは、付き合い始めてから2年ぐらいが経った時です。私自身が結婚に焦っていたわけではなかったですが、彼も31になり、「身を固めてもいいのかも」という気持ちになっていました。タイミング的にはいい時期だったと思っています。

子どもができない焦りが悪循環に

私も元の旦那も、仕事が順調だったこともありますが、結婚して1年ぐらいは、2人の時間を大切にしようと子作りには積極的ではありませんでした。

とはいっても、互いに子どもが嫌いだったわけでもないので、週に3~4回はセックスをしていました。その時は避妊もしていませんでした。でも、セックスレスではないのに、結婚から3年が経っても子どもに恵まれることはありませんでした。

私としては、焦っていたわけでもないのですが、主人の実家に行けば、義父母から「早く孫の顔が見てみたいのだけどね」と、言われることが増えていったんです。

「そんな簡単に言われても…。子どもは、天からの授かりものなんだから、焦らせないで」

私は子どものことをいわれるたびに、そのことが心に重くのしかかってくるようになりました。

一方で、旦那は、義父母には「そんなこと言ったって、仕方ないよ。できるときはできるから、いちいち言わなくていいから」と私に負担がかからないようにフォローしてくれたんです。

私としても、30代になったし、出来るなら早めに出産は経験しておきたいという気持ちはあったんです。でもこればっかりはどうしょうもありませんでした。

そして、「焦ってもしかたがない」と思うと同時に、「もしかして私の身体に問題があるのかなぁ」というマイナスなイメージが頭の中をよぎることが増えていったんです。

それからというもの、変なプレッシャーでナーバスになってしまい、彼とのセックスが楽しめなくなっていきました。

「これって、子どもを作るためだけにやるものなの?」

「互いの愛を確かめ合ったり、日常では味わえない快楽を求めたりしてもいいんじゃないの」

変なことを考えるようになると、ときどき、彼から求めてきても拒否するようになってしまったんです

それが原因だったのかは分からないのですが、それから徐々に彼の生活スタイルが変わっていったんです。これまでは、飲み会があるといっても1軒目だけで帰って来たのに、終電で帰ってくることが増えたんです。また「出張」と言って、家を空けることも多くなりました。

営業という仕事柄、付き合いで飲みに行くのは当たり前だと思っていますし、出張が多いのも知っています。でも、突然すぎること多く、私のイライラも日々募ってしまいました。

それからというもの、どことなく夫婦関係がぎくしゃくし始めてしまい、会話もどんどん少なくなってしまいました。

とはいえ、「このまま疎遠になっちゃいけない」という気持ちは強く持っていましたが…。

そんな状態でしたが、私が、たまにセックスを拒否するようになってから、1か月がたったぐらいの時にある事実が分かったのです・・・。

ダンナと話し合いをへて不妊治療をスタート

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いち早く消したかったダンナとのわだかまり

子どもができないプレッシャーから、イライラしすぎていた私。そのため彼に何も非がないのにつらく当たってしまったり、理由も告げずにセックスを拒否したりしていました。

それなのに、出張が多くなったり、飲み会が増えたりして家を空けることが多くなった彼だけを責め続けていました。

ある時、このままいくと2人の関係がダメになると思い、旦那に話し合う時間をとってもらったのです。

そこで私は、なかなか子供ができないことに対して不安を持っていたことを告白しました。そして、イライラしてつらくあたってしまったことを謝りました。

彼も、私の気持ちをわかってくれたのか、「飲み会などで遅くなることが多くなって悪かった」と言ってくれました。

この話し合いで、お互いのわだかまりがなくなったと思った私は、子どもができない理由を病院で診断してもらうことを提案しました。彼は、すぐに首をたてに振りませんでしたが、1週間後に診察へ行くことを決断してくれました。こうして、妊娠ができないのはどちらに原因があるのか、それとも違う要因なのかを専門医に調べてもらうことになりました。

原因は私、不妊治療次第では子どもができるチャンスも

私は、不妊治療で子どもを授かった友人に話を聞き、ある病院を紹介してもらいました。その病院は自宅からは車で片道2時間かかる場所にありました。

彼からは「近い病院のほうが通いやすいし、何かあった時に便利だと思うよ」と言われました。でも、自分自身でもいろいろ調べていくと、友人から紹介してもらった病院は、設備がよいだけでなく、不妊治療の名医と呼ばれている先生がいました。そこで私はどうしてもその病院で診てもらいたいと意固地になっていたんです。

そこで、彼を説得して、遠方の病院で検査をすることにしました。検査の結果が出るのはその日から、2週間後でした。病院から自宅へ帰る時は、お互い疲れていたのか、一言も発することなくラジオの音だけが車内に響き渡っていました。

それから、私も彼も仕事で忙しかったこともあって、検査結果のことが家で話題になることは皆無でした。そんな状況でも、私の中では、不安で一杯でした。

「互いに問題がなければ、後は自然に任せるだけになるけど、どちらかに問題があったらどうしよう。不妊治療が始まったら、仕事はうまくやっていけるのかなぁ」

いろんな不安が頭をよぎっては消え、よぎっては消えの繰り返しになっていました。

そして迎えた検査結果を聞きに行く日。2週間前と同じく、彼と一緒にクルマで病院へ向かいました。その時は、たわいのない話をして気を紛らわし、これから病院へ行くとは思えない雰囲気でした。

でも、病院の駐車場にクルマを停めてからは、互いに検査結果を聞く診察室に入るまで何も言葉を発しませんでした。

検査の結果は、私に問題がありということでした。

彼も、一般的に比べて精子の数が少ないというレベルだったのですが、日ごろの食生活に気を付けて、男性ホルモンをアップさせれば問題ないというのが先生の診断でした。

一方、私のほうといえば、排卵障害の傾向が強く出ていると言われました。仕事のストレスから生理不順になることがあったので、「もしかしたら」と頭の中によぎったことがありました。でも現実につきつけられると、信じられない気持ちで一杯になりました。

そして、先生からは不妊治療ではどれくらいの費用がかかるのか、体のリスクはどれくらいなのか、夫婦2人の協力がなければ無理ということなど、いろいろな話を聞かされました。

そのうえで、私たち2人は、不妊治療をすることを決めたんです。

私も、会社に事情を説明し、仕事に穴はあけないようにするので、治療のために病院へ行く時間を確保できるように取り計らってもらいました。

彼も、送り迎えができる時は協力するからと言ってくれました。私は「これなら治療もやり遂げられる」と強い気持ちを持つことができました。

そんな状態で不妊治療が始まりました・・・。

不妊治療に非協力的になったダンナ

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ダンナの協力なしでは成功しないのに

私の不妊治療がスタートして、しばらくは彼もすごく協力的でした。営業先が病院の近くだとわかれば、時間を合わせてくれ、クルマで送り迎えをしてくれました。

検査結果を聞きに行った時、

「不妊治療は奥さんだけががんばっても成功しません。旦那さんの協力が不可欠になりますからね」

と先生に言われたのが効いたのかもしれません。

彼自身も、食事に気を付けるようにするなど、自分ができることは積極的にやってくれていました。

ただ、不妊治療というのはいつ終わりがくるかわからないのです。体力的にもそうですが、精神的にキツイことも先生からは聞いていたので、私は分かっていたつもりでいました。

でも、治療を始めて3か月が経過した頃、私には体力的にも精神的にもきつい状況がやってきたんです。私も分かっていながら、ちょっとのことでイライラしだしてしまったのです。

彼が、コップをテーブルに置きっぱなしにしているだけで、怒鳴り散らしたこともありました。初めのうちは、私の精神状態を理解してくれていたのか、「ゴメン、気をつけてなくて」と言ってくれていたのですが、私の焦る気持ちが倍増すると、彼の言葉もだんだんなくなっていったんです。

「こんなことまでして、子どもを作らなきゃいけないのかなぁ」

なかなか改善しない自分の体の状態へのいら立ち、不安、増していくばかりの医療費。そんな時、先生が言っていた言葉が頭をよぎるようになりました。

「不妊治療をすれば、絶対に子どもができるとは限らない。ある時がきたら決断するのも必要になることを覚えておいてください」

そして「不妊治療は、何もかもを犠牲にしてまで、続けるものではない」とも言いました。さらに「治療が原因で、離婚に至った夫婦もいます」とも付け加えました。

もう少しだけ頑張ろうと決めた時に

「ここまで頑張ってきたのだから、自分が納得するまで続けよう」

私は、先生と相談した後に、あと3か月やってみてダメなら、諦めようと決めました。彼にもそのことを伝えました。

しかし、その頃になると、なんとなく彼の様子が変わっていました。私に当たり散らされることに嫌気がさしたのか、私と会話をすることを避けているような感じを受けたんです。

以前は、積極的に病院への送り迎えもしてくれたのですが、不妊治療スタートから4か月が過ぎたあたりからは、ほとんどなくなっていました。

私は自分でもクルマを運転できますが、往復4時間の道のりが一人になるとなんとなく寂しくなってきます。しかも、不妊治療で肉体的、精神的にも疲れ切った後なので、事故を起こしてしまうんじゃないかという不安も頭をよぎりました

なので、自分の中で「今日は何かやばいかも…」と思ったら、電車とバスを使って病院に行くようにしました。

そんな時、彼はというと、以前のように飲み会で遅くなったり、出張で家を空けたりということが増えていたのです。

「また、このパターンか…」

私はあきれるしかありませんでした。

「以前、あれだけ話し合って解決したと思ったのに。確かに私も言いすぎるところはあるかもしれないけど、今はあの時と状況が違うじゃない」

そう思うたび、彼の行動に対するいらだちが日に日に増していきました。

そして、そのころから、彼は私が病院に行く日や時間帯、仕事の終わりの時間などをちょくちょく聞いてくるようになったんです。

理由を聞くと、

「いや、ご飯の用意とかがあると思って。前もって聞いておけばオレの分は作らなくてもよくなるでしょ」

と言いました。さらに、

「精神的に楽になるように、実家に戻ってもいいんじゃない。近くに両親がいるんだから、協力してもらえば」

と言ってきたんです。

私のことを気遣ってくれているのかと思いましたが、なんで突然という気持ちはぬぐえませんでした。

それからしばらくしたある日、彼のこの言葉の真相を目の当たりにすることになったんです・・・。

ダンナのケータイに隠されていた秘密

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普段は見ないケータイを見てしまい

私を気遣うようなことを言い出した彼。普通なら、何か怪しいと思うのでしょうが、不妊治療の疲れもあり、私にそんなことを気にしている余裕は全くありませんでした。

「そんなことより、私に一番大事なのは、不妊治療を乗り切ることだ」

私はあと3か月間、頑張ると決めたのだから、どんな結果が出ようと不妊治療をやり抜くことが大切だと思っていました。

彼はといえば、その頃は私が不妊治療をしていることについて、ほとんど無関心になっていました。ただ、私にガミガミと言われないように、いろんなことには注意を払っていたようです。

「これじゃ、私ががんばってもしかたがない」

「もう治療を辞めてしまおう」と何度も思いましたが、時々、彼のほうから不妊治療について状況を聞いてくるので、「やっぱり私のことを気にかけてくれているんだ」とうれしくなり、「もう少しがんばろう」という気持ちになっていました。

そんなある日、飲み会で遅くなると言っていた彼が、朝帰りしました。朝の8時ごろに帰ってきたことがあったのです。「金曜日の夜で翌日は仕事が休みだったこともあって、羽目を外して飲みすぎてしまった」というのが彼の説明でした。さらに、電車の中で寝てしまい、この時間に帰ってくることになったというのです。

「私がつらい時に、朝帰りなんて」と皮肉を言ってやろうと思いましたが、「彼に仕事を頑張ってもらっているから、今日は何も言わないでおこう」と思いました。

その時、彼は、「12時になったら起こして」と言って、寝室へ向かっていきました。

よほど眠かったのか、いつも枕元まで持っていくケータイをテーブルの上においたままでした。

私は、自分の朝ごはんの片づけを終えた後、ケータイが置かれていることに気付きました。今までは、テーブルに置きっぱなしにしていてもケータイを見ることは絶対しなかったんです。結婚している相手とはいえ、勝手に見るのはさすがに失礼だろうという気持ちがあったからです。

でも、その日だけは違っていました。女のカンというやつなのか、自然に彼のケータイに手が伸びていました。

私は時々彼からケータイを借りて電話をすることがあり、ロック解除の暗証番号を知っていました。メイン画面が表示され、着信履歴やケータイのメール、LINEのトークなどをのぞいてみると、とんでもないものが私の目に飛び込んできました。

私の知らない女性の名前が

それは女性とのやりとりの履歴でした。

1日何度もメールのやりとりをしているかと思えば、電話でも30分くらい話していることも。さらには、かわいらしいスタンプを送っていたりしていたのです。

私は頭が真っ白になり、何が何だかわからなくなってしまいました。メールをいくつか見ていると、気分が悪くなってきたほどでした。

「これは、絶対に浮気だ!」

知り合いに女友達も多く、仕事関係の知り合いも多いのは知っていました。電話で長時間話すのはまだしも、メールの内容やスタンプを見れば、絶対に好意を持っている人へ送ったものだと分かります。

「なんでこんな時に…」

その時、ふと不妊治療の病院を紹介してくれた友人の言葉が頭によぎりました。

「私のところは大丈夫だったんだけど、不妊治療中に浮気する旦那は多いらしいよ」

私は彼が、写真を撮るのが好きなことを思い出して、「何かあるんじゃないか」とケータイの写真フォルダを見たのです。そこには夜景のキレイなレストランで食事をしていたり、日帰りで行ける温泉郷へ行っていたりと、いろんな写真が出てきました。

「私の肉体的疲労、精神的疲労を返せ!」

そんな怒りがふつふつと湧いてきました。そして、その時、私はあることを思いついたんです・・・。

夫の素行調査を探偵事務所に依頼

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込み上げてくる感情は夫への怒りに変わる

元の旦那を含め、付き合ってきた男性のケータイをチェックするなんでやったことがなかった私でした。

「見たところで何の解決にもならないし、得することは何もない」

そう決めていたはずでした。しかし、その時は不妊治療での精神的苦痛が影響したのか、のんきに朝帰りをしてきた旦那に怒りを憶えたのが理由だったかは、今思い返すと定かではありませんが、自然と彼のケータイに手が伸びて、中を見てしまったんです。

すると目に飛び込んできたのは浮気とおぼしき証拠の数々でした。私はそれを見てぼう然としました。

そんなショックを受けた私でしたが少し時間が立つうちに、こんな怒りが湧いてきたんです。

「なんで私がこんなに苦労しているのに、あの男はノンキにほかのオンナとイチャイチャできるんだ! 自分の女房がかわいそうだとは思わないのか!」

友人が言っていたことが、私の身に振りかかるなんて…。私は彼に裏切られたショックというよりも、私のことを本気で気遣っていなかった彼への怒りがだんだんと強くなっていきました。そして、

「こうなったら、絶対に真相と突き止めてやる!」

こう決意しました。

私は「結婚は人生で一度だけ」という堅い考えではありませんでした。だから、離婚しなければいけない状況に落ちてしまったら、無理をして結婚生活を続ける必要はないと考えていました。

バツが付いたとしても、それは戸籍上の問題です。

「顔にバツをつけるわけでもなく、ずっと重たいものを背負っていくわけじゃないんだから。時代も変わってきているし、離婚に対する世間の考え方だってわかってきているから大丈夫」

そう思っていました。

そういう考えだったからかもしれませんが、彼の浮気を突き止めるために1つの決断を出すのは早かったんです。

探偵事務所に素行調査を依頼

私は、彼がどんな相手と浮気をしているのかを突き止めるために、探偵に素行調査を依頼することを決めました。

以前仕事で、私は探偵事務所のプランニングを仕事でやったことがありました。そこの事務所の人に連絡を入れ、すぐに調査を依頼しました。

ビジネスで関係していたとはいえ、今回は私のプライベートなことです。事務所の人には、徹底して調べてもらうために、どんな調査があり、費用がどれくらいかかるかなど、事細かに話しを聞かせてもらいました。

話を聞いて分かったのは、不妊治療を続けたままだと、探偵の費用が厳しくなること。そこで私は、病院の先生に事情を話して、しばらく治療を休むことにしました。病院の先生も私の事情を分かってくれて、治療を休んでいる間に気をつけなければいけないことをすべて教えてくれました。

それから探偵事務所と契約。3週間、彼の行動をすべてチェックしてもらうことにしました。私も女友達に事情を説明して、姿を見つけたら、私に写真とメールと送ってほしいとお願いをしました。

そこまでする必要はなかったのですが、「何が何でも旦那の浮気のしっぽを捕まえてやる!」と見境がつかなくなっていたのだと思います。

探偵事務所からの結果報告がくるのは4週間後でした。それまでに、自分でも何かやれることはないかと思い、彼の起床時間や就寝時間のチェックをしました。また彼が風呂に入っている時などに、ケータイをチェックしたりしました。

その間も彼のケータイには浮気相手からのメールや電話が頻繁にかかっていました。

ケータイのチェックは、メモをとるだけでなく、私のケータイで写真をとって、消去されても大丈夫なようにしておきました。

そんなことをしていると調査が終わる3週間があっという間に過ぎ去って行きました。そして、調査の結果が出る日がいよいよやってきたのです・・・。

真実を知り離婚を決意!

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予想通りの結果は出たけれど

探偵事務所に依頼するだけでなく自分や友人にも頼んで、彼の浮気の真相を探っていく日々。それも調査結果が出るきょうで終了でした。

依頼する前は、不妊治療であれだけ、肉体的にも精神的にも疲れていたのに、それが吹き飛ぶくらい動いていたことを思うと、「『火事場のクソ力』っていうのは、本当にあるのかも」という気持ちになってきました。

私は報告を受けるため、探偵事務所に向かいました。もちろん、彼が出かけている時間を狙って出かけたのです。彼も私が、不妊治療で病院に行っていると思っているので、まったく怪しむことはありませんでした。

自分でもある程度調べていたこともあり、彼が“クロ“”なことはある程度は予測済みでした。とはいえ、プロの調査結果を聞く時は、なぜだかドキドキとした気持ちになっていたのは不思議でした。

結果は予想通り、「クロ」でした。クロというよりも“まっクロ”といえました。

彼は、ほぼ毎日のように浮気相手と食事をしたり、どこかに出かけたりを繰り返していました。中には、私が不妊治療している日を狙ったかのように、ラブホテルに入っていく写真も証拠としてありました。

「なんてクズな男なんだろう…」

「こんな男のために、私は約5か月間も不妊治療をしてきたなんて」

そう思うと、私は目に少し涙があふれてきました。決して裏切られた悲しさというわけではありませんでした。こんな男に騙された自分自身に腹が立ってしまったんです。

男女の関係ですから、好きになったり、嫌いになったりすることもあるでしょう。そんなことは当たり前です。それは結婚していようとしてなくても同じことです。

「こんなクズ男を見極められなかった私が悪いんだ」

そう思うようにすることで、早くこの男と離婚して、新しいスタートを切ろうという気持ちになっていました。

浮気相手は同じ会社の女の子

今回の調査の目的としては、旦那の浮気相手がどんな人なのかを調べることもありました。

その浮気相手ですが、彼の会社で事務を担当している20代後半の女の子だということがわかったんです。

「相変わらずの年下好きだなぁ」

浮気相手を探偵事務所の人から説明された私は、思わずこう言ってしまいました。それを事務所の人が気づいてしまい、少し引いてしまった様子をみせたのは、ちょっと恥ずかしいことでした。

「もう離婚しかない!」

そう思った私は、探偵事務所の方に弁護士を紹介してもらい、すぐに会いに行くことにしました。

すべての調査結果を弁護士さんに見せると、

「これだけそれっていれば、裁判になっても負けることはありません」

と言ってくれました。また

「すぐに裁判というのも、いろんな面で負担になると思いますので、まずはこれを元に旦那さんと話し合いを持ってください」

という助言をもらいました。

私としては、すぐに裁判に踏み切ってもよいと思ったのですが、一度話し合いをもつことで、相手がどんな行動にでるかなどをチェックしてみてもよいかもしれませんという弁護士のアドバイスに従うことにしたのです。私は、その意見にしっかりと耳を傾け、まずは協議離婚から進めていこうと決意しました。

それから数日がたった、休日。

私は、「この日は大切な話があるからどこにもでかけないでほしい」と旦那に言い、家にいてもらうようにしました。

その間、私は、彼がどんなことを言ってきても大丈夫なように理論武装の準備をしていました。また「慰謝料はかなりの額を言ってやろう」とも考えていました。

そして、もう1つ、私の中では、「彼に衝撃の一言を突き付けてやるんだ!」と決めていたことがあったのです。これを言った時の、彼の表情がどうなるか。それも、この話し合いの楽しみの1つでした。

しかし、そんな私の考えとは裏腹に、この話し合いは、私の予想していなかった展開になっていったのでした・・・。

話し合いの場で衝撃の事実が発覚!

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旦那も私と同じ考えで合意

「最後に、彼とこのダイニングテーブルで一緒に食事をしたのはいつだったろうか」

そんなこともふと頭によぎってしまうほど、私の心の中は、少し晴れやかになっていました。

「すでに自分の気持ちは固まっているし、この場で問題が解決しなくても、調停になれば私は絶対に負けない。だって、それだけの証拠を持っているのだから」

こう思っていました。

彼も、私が何を話そうとしているのか、察しがついていたのか、どこか落ち着かない様子でした。

一度、「トイレに行かせて」といって席を立ちました。すぐに戻ってきましたが、またすぐに「もう1回行ってくる」と席を立ったりしていました。

そんな状況で、私と彼と2人きりでの話し合いがようやくスタートしました。

私は、探偵事務所の人からもらった証拠写真に、自分のメモと彼のケータイ画面を撮影した画像、友達からの目撃情報メールなど一式を、テーブルの上に並べました。

「あなた、私が不妊治療で苦しんでいるにもかかわらず、ほかの女と浮気してたよね?」

彼も、ここまでの資料を出されるとは思っていなかったのか、なんの反論もせずに、こくりと頭を縦に振りました。

「人間だから、気持ちが変わることはあるでしょう。浮気したいと思うことだってあるでしょう。でもね、私のあの苦労をそばで見ておきながら、平気でこういうことをできるって、本当にどういう神経をしてるの!」

私はこれまでの心中にためていたものを一気にはき出すように彼に言いました。

それ以外にも、私は、マシンガンのように次々と言葉を浴びせかけました。

彼は、私のことばをきちんと聞いているか定かではありませんでした。しかし、時折うなずいたり、チラッと私と目線を合わせたりして、なんとかリアクションを取ろうとしていました。

私の話が一段落して、少しの沈黙が流れた後でした。彼がやっと重い口を開いたんです。

「君がつらい時に浮気をしたことは悪かった」

「こんなことをして、やり直したいということは言えない」

「君の性格はよくわかっている。離婚したいんだよね」

「僕はそれに応じるよ」

彼は、一つ一つの言葉をゆっくりと吐き出すように言いました。

1つ驚いたことといえば、私に「離婚しましょう」と言わせなかったことでした。ケンカをしても、ほとんど自分の非を認めたことがない人が、自分から認めて「離婚」をという3文字を発言するなんて驚きでした。

心の中で、「どうして??」というクエスチョンマークが付いたとき、彼から衝撃の一言が飛び出したんです。

浮気相手が妊娠していた!!

「君と別れて、彼女と一緒になりたいと思う。彼女のお腹には、小さい命がやどったんだ。僕は君に、慰謝料をたっぷり払うから、彼女から慰謝料をとることだけはやめてくれないか」

彼は離婚の話を切り出したあと、淡々とこう言ったんです。彼が非を認めた理由はここにありました。

「自分だけの悪者になれば、これから結婚する彼女に迷惑をかけることはない」

彼の心の中にはこういう考えがあったのでしょう。

でも、私にしてみれば、そんな虫のいい話を「はい、わかりました」といえるはずがありませんでした。

「こんな態度しかとれないのか」と憤りを感じた時、私は心に決めていた言葉を彼にぶつけてやりました。

「あなたからはもちろん、慰謝料はもらいます。そして、相手の女からももらいます。お腹の中に子どもがいようといまいと、私には関係ないですから。その女のせいで私は心身ともに大きなダメージを受けたんだから、当たり前でしょ!」

この話し合いで、私が言おうとしていたことは「浮気相手からも慰謝料をとる」と宣言することでした。先に彼に言われたのはしゃくに触りましたが、自分の言葉で言い切ったことで、胸につかえていた何かを払拭することができました。

しかし、そうはいっても、浮気相手から慰謝料をとるかとらないかは、これからの問題です。ひとまず、彼の両親のもとに行って、離婚することを伝えることになりました。

ただ、そこでも、私の心を踏みにじる出来事が起きたのです・・・。

この親にしてこの子あり!

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信じられない義父母のことば

私と彼が離婚する方向で話を進めていることを、義父母に話をする日がやってきました。

とはいっても、2人の間では、離婚ということは決まっていましたが、慰謝料の問題が平行線をたどったままでした。

私としては、すべて調停で決着をつけたいと思っていたので、彼がいくらゴネようとも、一歩も引かないと決めていました。

義父母との話し合いの日。

私は、彼がその場で離婚話をするのかと思っていたんです。しかし彼は、事前にそのことを伝えており、しかも浮気相手の妊娠まで話していたのです。

だから、私たちが家に行くと、離婚の話をするというのに、なぜか浮かれ顔でした。「これから話すのは離婚についてなのに、何とも思ってないのかしら」と、私は義父母の態度が理解できませんでした。

すると、義父は話し合いの中で信じられないひと言を私に浴びせかけたのです。

「ヒカルさん、私達の夢は、孫を抱っこすることなんだよ。こうなってしまった以上、四の五のいわずに身を引いてくれないかね」

「はぁ? 何言ってんだこのジジイは!」

このことばを聞いた私は開いた口がふさがらないほど、あっけにとられました。自分の息子が浮気したことは棚に上げて、孫ができたことだけ喜んでいるんです。次第に怒りが私を支配していくが分かりました。

「こんな無神経なことしかいえない両親に育てられたんだから、こんなダメ男に育って当たり前だよ。サッサとこの場から去ろう」

私はすぐにでも、ここから立ち去りたいという気持ちになりました。しかし、怒りを抑えて、ことばを振り絞るようにこう言いました。

「お義父さん、お義母さん。お孫さん、よかったですね。でも、私は、あなたたちの息子に浮気をされ精神的に傷つきました。そして、お孫さんを産んでくれる女性にも傷つけられたんです」

「だから、2人から慰謝料はもらいますから」

こう言った私の顔を観た、お義母さんがまた私の神経を逆なでするようなことを言ったんです。

「なんてやましい顔をしてるのかしら。金に汚い女ね」

私の中で一瞬、殺意が芽生えました。

でも、すぐに落ち着きを取り戻した私は、あくまでも冷静にこう告げました。

「慰謝料の件は、話し合いで決着しようと思いましたが、それも難しいようなので、調停に持ち越すしかありませんね。では、失礼します」

そして、彼の実家を後にしたんです。

何がなんでも2人から慰謝料をとる!

人生であんな屈辱を味わったことはありませんでした。自分が浮気をしたのならまだしも、浮気した夫の親からあんなことばを浴びせられるなんて本当に信じられませんでした。

私は義父母との話し合いをしたその日の晩に彼と2人で慰謝料の件を話そうと思っていました。しかし、物別れになることは明白だったので、次の日に持ち越すことにしました。

翌日、彼をダイニングテーブルに呼びました。そこで「これだけは、言ってやりたい!」と思っていたことを彼にぶつけたのです。

「あんたもあんたなら、親も親ね」

「これだけは言わせて! 女はね、子作りマシンじゃないのよ!」

そう言って私は、自分の寝室へ行きました。

世の中には、子どもを作りたくても、できない人がたくさんいます。孫を抱きたいという彼の義父母の気持ちはわからなくはありません。しかし、あの言い方は決して許せないものでした。

これは私が本当につらい不妊治療に耐えてきたからこそ、湧き出てきた感情なのだと思います。

あの言葉を聞いた時、「不妊で悩んでいるすべての女性に謝れ!」と義父に言いたくなりました。それくらい言っても当然だと思います。だってそれだけ、不妊治療をすることは女性にとって大変なことなんです。

この一件があったことで、「2人から慰謝料をもらう」という私の気持ちは、より一層強くなりました。そして「絶対にとってやる」と決意を新たにしました。

その後は、彼との話し合いの場を設けることなく、弁護士に調停の手続きをお願いすることになったのです。

そこで弁護士の先生は、「浮気相手を交えて一度話し合いを持ってから、調停に踏み込みましょう」という提案をしてきました。そのほうが、裁判の時にいろいろと資料が作りやすいと言うのです・・・。

浮気相手との初対面

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息苦しい雰囲気で始まった話し合い

「当事者3人に弁護士を加えたうえで、話し合いをしたい」

私は彼にこう伝えました。

初めのうち、彼は応じようとしませんでした。そこで私はこうも言いました。

「私だって鬼じゃないんだから、相手を殴ったりしないわよ」

「直接あったら、慰謝料のこと考え直すかもしれないよ」

彼はとにかく浮気相手から私が慰謝料をとることだけは阻止したいらしく、「相手を説得するから、少し時間をくれ」と言ってきました。こうしたやりとりが何度か続いたあと、相手もしぶしぶOKしたようで、ある週末に会うことがようやっと決まりました。

話し合いの場所は、弁護士事務所の応接室でした。

私は予定時間より早く行き、弁護士さんと今後のことを相談していました。予定時間から2分ほど遅れて、彼と少しお腹が大きくなっている浮気相手が事務所にやって来ました。

その頃になれば、浮気相手がどんな性格の子で、どんなルックスでなどということは全く気にもとめていませんでした。でも、彼女が少し涙目で応接室に入ってきたことだけははっきりと覚えています。

「泣き落としなんかに、私はのらないよ」

鬼のように思えるかもしれません。でも、これくらいの気持ちを持っていなければ離婚調停を戦いぬくことはできないと私は覚悟していました。

応接室の雰囲気は最悪でした。浮気相手は顔をハンカチで多いながらうつむいたまま。彼はそれを心配して、彼女の片方の手をギュッと握っていました。

「なにそれ。まだうちらは離婚してないんだけど。よくもまあ、女房の前でそんなことできるよね」

私は、こう思ってただただ、イラつくばかりでした。そんな空気を察してか、弁護士の先生も、「できるだけ早く終わるようにしましょう」と気を遣ってくれました。

なんとしても浮気相手を守ろうとする夫

私の主張は、終始変わりませんでした。

それは彼と浮気相手から慰謝料をとること。

私は、これを認めるか認めないか。そして認めるならいくら払うのか、認めないなら、調停で決めてもらう。これしかありませんでした。もちろん弁護士の先生もそのことは承知していますから、彼と浮気相手には、詳しい事情を話すだけでした。

こちら側の話が10分ぐらい続いたあと、彼がようやく話し始めたんです。

「見ての通り、彼女は妊婦です。離婚調停とはいえ、裁判となると体に負担が大きすぎます。なので、ここは、僕だけから慰謝料をとるということで収めてもらえないでしょうか。額はいくらでもかまいませんから」

彼のこの言葉は、これまでも飽きるくらいに聞いてきました。

「浮気相手からは慰謝料をとらないでほしい」。

それしか言わないのです。

「ところで、あなた自身はどう思っているの?」

私は、浮気相手に自分がしたことについて聞いてみました。

「払いたくありません。ご主人と浮気したことは事実ですが、自分も傷ついた一人なんです。なのに、どうして慰謝料を払わなければいけないのかわかりません」

自分から聞いておいてなんですが、「こんなにはっきり答えるなんて」と私は思いました。

「まあ、これだけ肝が座っていれば、裁判になっても大丈夫だろう」

自分のことばかり考え、私になんの謝罪もしない浮気相手の態度を観た時、私の闘争本能に火が付きました。

「先生、これ以上話しても、むだだと思うので、あとは裁判所でお願いします」

「ちょ、ちょっと」

「何! まだ何か言いたいことあるの? 同じことならもういいから」

「…」

「後は、裁判所で」

私はこう言い残して、応接室から出ました。

「本当の戦いはこれから始まる。絶対に2人から慰謝料をとる」

そして、

「この問題が決着したら、あることをしよう」

そう誓って、正式な離婚調停の手続き書類にサインをしたのです・・・。

離婚成立、慰謝料ゲット、そして次なるステップへ

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完全勝利を勝ち取った離婚調停

離婚調停というと、「別れる」「別れたくない」ということで、長期化するケースも多いようですが、私の場合、彼の浮気の証拠をつかんでいることから、「長くはかからない」と弁護士からは言われていました。

慰謝料についても、彼はもちろん、浮気相手も私が不妊治療をしてまでも、子どもを欲しがっていたことを知っていたとあり、2人から支払ってもらえるというのはほぼ間違いないという見立てでした。

裁判が始まると、初めは彼のほうが同じ主張を繰り返してきたのです。しかし、状況が一向に変わらないことを感じると、2人からの支払いを認めてもいいと、早期の裁判終了を望んできました。

その裏には、義父母が浮気相手の慰謝料を肩代わりするという話があったからのようです。その子がよっぽど気に入ったのか、こんなことで孫を失いたくなかったのかは、わかりません。でも、私としては、どんな形であっても、2人の非を認めさせて慰謝料を勝ち取れたことに喜びを感じました。

よく「離婚は体力を使う」と言う人がいます。確かに、いろんな面で疲れることは多かったですが、不妊治療に比べれば、どうってことないという感じでした。

裁判を終え、正式に離婚が成立したとき、お世話になった弁護士の先生の所へあいさつに行きました。

「もし、私と同じような人が来たら、力になってあげてください。不妊治療で妻を助けない旦那は決して許しちゃいけないんです」

私が、勢いよくそう言うと、先生は、笑顔でうなずいてくれました。

浮気調査をもっとメジャーなものに!

弁護士の先生にあいさつしたあと、私は探偵事務所にもあいさつに行きました。私が離婚でき、慰謝料もとれたのは、すべて探偵さんがちゃんと証拠をつかんでくれたからです。

その時、私はお礼だけでなく、ある計画があることを伝えたんです

「実は、浮気調査や離婚に関する相談サイトを立ち上げようと思っているんです。私と同じような境遇にいる女性もいるでしょうし、浮気に悩む男性もいるはずなんです。そんな人たちが、気軽に探偵事務所を利用してもらえるようなサイトを作ろうと思っています」

不妊治療に離婚裁判と、仕事に集中できない日々が続いていました、それらの荷を背負わなくてよくなった時、ITのプランナーとして何かできることはないかと考えるようになりました。

そこで思いついたのが、浮気調査や離婚の相談サイトでした。いろんな方たちの悩みや体験談などを投稿してもらい、意見交換や共有などをしてもらう。それだけでなく、探偵事務所で素行調査依頼のハードルを低くするために、わかりやすい知識が得られるコンテンツを盛り込み、気楽に相談してもらう。これらがそろったサイトを立ち上げようと考えました。

そのサイトというのが、このアネモネです。

これで完成ということはありませんので、みなさんが使っていく中で、どんどんブラッシュアップできればと思っています。

宣伝はこのへんにして、離婚後、私は、よい人が入れば再婚をしようと考えています。一方で「今度こそはだまされないようにしないと…」と慎重になっている自分もいるんですけどね。

夫の浮気や離婚について身をもって体験したことで、私が人間として大きく成長できたことは確かです。私のようにならなくても、幸せに暮らしている人は多くいると思います。でも、夫婦は助け合いが大事です。これは不妊治療を通じで私が一番痛感したことでした。夫婦がお互いをしっかり理解し、つらさをいかに共有できるか。そのためには、とことん話し合うことも1つの方法だと思いました。

だから、このサイトも、同じ境遇をもつ人たちの相談や話し合いができる大切な場になればいいなって思っています。