
この記事の目次
同窓会への出席がきっかけで・・・
不安な私の前に現れた紳士的な男性
大学卒業後、大手の銀行に勤めていた私。働いて2年ほどがたち、金融界特有のお堅い感じの雰囲気に、「これでいいのかな」って思っていた時に、友人の紹介で出会ったのが主人でした。
主人は、自分で会社も経営するインテリアデザイナー。8歳年上でしたが発想がとても豊かな人で、話していて興味がわくことが多かったんです。
「今の職場にこういう上司がいれば、働きやすいのに…」
金融の仕事は自分にちょっと向いてないかもって思っていた時期でもあったから、クリエイティブな彼を見ているとすごくひかれていったんです。
出会いから数か月で付き合うようになり、私が26歳になった年に結婚。銀行は寿退社して、主人の会社で経理などの手伝いをするようになりました。
主人もデザインの仕事に専念できるようになり、クライアントも徐々に増えていきました。会社の規模も大きくなっていったのです。私も、主人がデザインだけに集中できるような環境作りを頑張り、気づけば社員30人を抱える新進気鋭のデザイン事務所として、名前も知られるようになっていました。
結婚から5年が経った頃、私が妊娠したことが分かりました。会社も軌道に乗ってきた時だったので、私自身も無理せず経理の仕事をしながら、出産後は1年か2年は、産休に入ろうと考えました。主人も私の考えに賛同してくれて、出産までストレスもなく過ごすことができました。
男同士の息抜きを理由に外出が急増!
そんなある日、主人が大学時代のサークルの同窓会に出席する時があったのです。最初は「妊婦を一人にさせられない」と主人は言っていました。そのころ、私はもう安定期だったこともあり、「仕事のストレス発散にもなるから行ってきたら」と言って、私が背中を押す形で主人は同窓会に行くことになりました。
翌日が休みだったこともあり、結局主人は朝帰りしました。
「まあ、久しぶりに会う人も多いだろうから、それは仕方ない
私はそう思っていました。
それから2週間ぐらいが経ったころから、主人がプライベートで外出するペースが増えていったのです。
これまではデザイナーとしてクライアントの人と商談などで夜が遅くなったり、休日なども仕事になったりすることは当たり前でした。そんな環境なのでプライベートで友人と出かけたりすることはほとんどありませんでした。
「出不精だと思っていたのに、この前の同窓会で何かあったのかな?」
私は、ちょっと不安になりました。しかし、夫から
「久々にあった男友達が近くに住んでいるらしくて息抜きの付き合いしてくれよって言われてさ」
と言ったので、そういうこともあるかと、それほど気に留めることはしませんでした。
主人が外出する時間は、朝早くだったり、夕方以降だったりとバラバラでした。でも、朝帰りのようなことはなかったのでほとんど心配はしませんでした。
家に帰って来てからも、私とちゃんと会話をしていましたし、時には気を遣ってケーキなどのお土産を買って来てくれました。私のことを気に掛けて「ちゃんとわかってるなぁ」と納得させる行動をとっていたのです。
「会社を大きくするまでは、仕事ばかりで大変だったから仕方ない」
私はそう思って、休日に主人が外出することになんの疑問も持たなくなっていきました。
外出が増えたとはいえ、今まで通りに仕事はちゃんと頑張ってくれていました。部下からもすごく信頼を得ている姿などを見ると、お腹をさすりながら、「主人に似た男の子が生まれてくるといいなぁ」とささやかな幸せを感じていました。
それから数か月後、私は産休に入り元気な男の子を無事に出産しました。
この間も夫は、ちょくちょく外出していました。ですが、子どもが生まれると
「子どもと遊ばなきゃいけないから、外出もほどほどにしないとな」
と言ってくれたのです。
「しっかりした年上男性と結婚してよかった!」
そう、私は安堵していました。しかし、私のその気持ちを主人は見事に裏切ったのです。
変わらなかった夫の外出

育児の手伝いはしてくれるけど
私は出産後、間もなく私は里帰りをして育児に専念することになりました。
当初、予定にはなかったのですが、ときどき自宅でも仕事をしなければならない主人のことを考え、3か月ぐらいは実家に帰ろうと思ったんです。その間も主人は、仕事の合間や終わりには必ず連絡をしてくれました。
私も、仕事の活力になればと、主人に子供の動画や写真を送っていました。主人も喜んでいるようだったので、とても安心して子育てに集中することができたんです。
そして、実家から戻った私は、相変わらず子育てに追われる日々でした。主人も家事も含め、できる限り協力はしてくれていました。
でも、1つだけ変わらなかったことがあるんです。
それは、“男同士の息抜き”と称した外出でした。
里帰り中も出かけていることは知っていました。もちろん、出かける前の日に、連絡はくれていたので、私はそれだけで安心していたんです。
でも、私が家に戻ってからも、夫は定期的なペースで外出していました。
「この子が生まれたときの、あの言葉は何だったんだろう…」
ちょっぴり不安な気持ちにもなりましたが、一方で、こうも思いました。
「家事や育児で最低限の手伝いをしてくれているのだから、いちいちとがめるのはやめよう。子どもが生まれたばかりでケンカするのも嫌だし」
頑張っている主人の息抜きの場を与えようと、私は黙認することにしたのです。
それでも、私の不安が消えなかったのには理由がありました。それは主人が電話で話す会話の内容でした。
「この映画面白いらしいから見に行こうよ」
「この前、ランチ行ったレストランがすごくおいしかったよ」
仕事上、映画を見たり、いろんなお店に行ったりすることはよくありました。でも、今回主人が話していたお店は、これまでとは違う雰囲気の店だったり、映画もそんな好きだったかなと思うジャンルの映画だったりしたんのです。そんな会話の内容が耳に入ってきたんです。
「デザイナーだから、常に新しい物を取り入れなきゃいけないのよね」
私は、主人の会話の変化を勝手に解釈していました。
結婚後初めて連絡なしの朝帰り
外出すれば、ご機嫌伺いのように私や子供にプレゼントを買ってくる主人でした。そうしてくれるのはうれしいのですが、
「物はいらないから、一緒にいる時間を増やして」
私は心の中でこう叫ぶことが多くなっていきました。
気付けば、そんな生活が2年くらい続いていたんです。
私は、出産から2年後にデザイン会社の仕事に復帰していました。その時から社長として、より主人がデザインに集中できる環境を作っていたんです。
そんなある日。外出した主人が何の連絡もないまま、朝帰りしたのです。これまでも、朝帰りは何度かありました。でも、夜中に連絡を必ずしてきていました。
「終電に乗り遅れたから、サウナに泊まる」
「盛り上がっちゃって帰るに帰れず、朝までになりそうだから、先に寝てて」
理由はどうであれ、こんな風に電話かメールで連絡してきていたのです。
「なんで連絡しなかったの?」
朝帰りしてきた主人に、私は言いました。
「ゴメン。スマホの充電が切れててさ。充電池買ってきて連絡しようと思ったんだけど、行くタイミングを逃して。本当にゴメン」
主人はこう答えました。
「なんだ、その言い訳は! もっとましな言い訳できんだろ!!」
初めての無断朝帰りに怒りを爆発させようと思いましたが、同じタイミングで子どもが泣きだしてしまったのです。
その後、追及はできずじまいで、主人も気に留めるそぶりはあまり見せませんでした。
今まで嘘をつくようなことはなかったので主人の言葉を信じようと、私もこれ以上の詮索はよくないと決めたんです。また、これを機会に外出が減るかもしれないとも思いました。
そんな安易な考えをしたのが悪かったのか、主人の外出はその後も続きました。
「もう一度、問い詰めてやろうかしら…」
でも、「そんなことしても意味がないよなぁ」と、自分一人でもんもんとする日々が続いたんです。子どもの世話をしている時は、そんなこと思わないのですが、子どもが昼寝をするときなど、あの朝帰りが頭をよぎってしまうのです。
「主人に限って…」
私はそう思うしかなかったのですが、どうしても不安を払しょくしたくてある計画を実行することにしたのです・・・。
疑惑の真相を摑もうとするも

友人からの助言で開催したホームパーティー
自分のモヤモヤを消し去るため、私が考えたのがホームパーティーでした。
私の友人にも浮気をされて離婚してしまった友人が何人かいたんです。彼女たちに、私の悩みを相談した時、
「絶対、浮気してるよ」
と言われたんです。
だけど、友人に言われたからといって、主人がクロだと決めつけるのはよくないとは思いながらも、何か見破る方法があるのかを、いろいろと尋ねていました。
その友人の話の中で、「いつも『男の息抜き』と称して、飲みに行っている人を家に呼べばいいんじゃない」というアドバイスがあったんです。
「主人の交友関係を知ることで、浮気も見つけやすくなるから」と、そのアドバイスをくれた友人は言うんです。また、その時の主人の行動もちゃんとチェックするようにと言われました。そして女友達が来た時には、特に注意しなさいとも言われたんです。
「なんで、そんなことするのだろう」と不思議でしたが、私は友人のアドバイスを必死にメモにとりました。今思うと、それだけ不安やイライラが募っていたんだと思います。
それからしばらくして、主人にホームパーティーを提案しました。
最初、主人は「そんなことしなくていいよ」と乗り気ではなかったのですが、「いつもの男友達だけじゃなくて、ほかの人も呼んでやろうよ」と私が言うと、しぶしぶOKしました。
ホームパーティーの日程も決まり、私は、その準備をしながら、友人たちからのアドバイスを元に当日の主人の行動をどうチェックするかなど、いろいろなことを考えていました。
思い過ごしと結論は出たが
ホームパーティー当日。
主人が家に招いたのは、男性4人と女性2人でした。いつも主人と外出する人も含めて、先日の同窓会で久々にあった人だというのです。
「男だけだとお前に悪いから、話し相手になるかと思って、女の人も呼んだよ」
女性は2人とも、主人の大学時代のサークルの後輩。主人より3つ年下の方でした。どちらも独身で、容姿端麗でした。私は思わず
「もしかして、どちらかの女性と…」
と、考えてしまいました。
私は、家では見せない主人の一面を聞き出そうと、家に来た主人の友人に、いろいろと聞いてみたんです。でも、出てくる答えは、「仕事熱心で、真面目で」と、みんな一緒。私が出会った時に受けた印象と変わらないことばかりでした。
それだけでは納得できない私は、いつも一緒に外出している人に、どこに行っているのかも尋ねたんです。そうすると、昼間からお酒を飲むことが多かったと言われました。たまに、無理やりパチンコに連れていったり、野球を見に行ったりしたこともあったそうです。
一方で、私は「家に来た友人たちで飲んだこともあった」という話を聞いて「あれっ」と思いました。そこには女性がいた時もあったというのです。
「やっぱり!」
私は主人を、「今夜は徹底して問い詰めてやろう」と思いました。しかし、「一緒に飲んだことはありますけど、私たちは1軒目で必ず帰っていたんですよ」と女性からは言われたんです
すると、そのことばを聞いた主人は
「この2人には、彼氏もいるから遅くまでは付き合ってなんて言えないよ」
と言いました。
結局、「あくまでも、大学時代の友達。久しぶりにあって、若かったときの想いがよみがえってきたから、たまたまそれが続いているだけだから、安心してね」。なんてことを女性たちからは言われる始末でした。
あれだけ意気込んだのに、ここまで友達を強調され、これまでのことを言われると、何だか本当に拍子抜けしてしまいました。
「浮気はしてない」
私の中で、何の根拠も得られませんでしたが、話を聞くうちにこうした考えになってきて、「もうイライラはやめよう」という気持ちになっていきました。
でも、今振り返ると、それが、私の悪いところでした。主人にうまくだまされてしまったのです・・・。
SNSサイトで見つけた投稿で疑惑再燃

Facebookの投稿と主人の話が一致
ホームパーティー後も、主人の外出は続きました。とはいっても、出かける2、3日前には必ず「出かけるから」と伝えてくれていましたし、あれっきり、無断での朝帰りはなかったんです。
それからは朝帰りをすること自体も減り、終電ではちゃんと帰ってくる日々が続いていました。
そんな主人への疑念がなくなってきたある日のことでした。
実家の両親のためにFacebookに子供の写真をアップしていた時、「知り合いかも」の中に一人の女性の名前が出てきたのです。
その人は、以前、ホームパーティーに来てくれた主人の女友達の一人でした。
私は主人もFacebookをやっているし、つながっていてもおかしくないかと思い、そのままスルーしようと思いました。
でも、なんとなく「どういうことを上げているのかな」と思って、興味本位でその人のページをのぞいてみたんです。
「かわいい洋服を買った!」とか、「おいしいスイーツを見つけた!」とか、彼女のFacebookはみんながやっているようなことと変わらない内容がほとんどでした。
そんなたわいのない記事を眺めていると、あるコメントを見た時、「おやっ?」と思ったんです。それは、あるレストランでの料理写真だったのですが、コメントに
「○○ホテルの××レストランで素敵なディナー! 彼氏じゃないけど、男の人とこういう雰囲気を楽しむのはやっぱりサイコー!」
と書いてあったんです。
そして、書かれていたレストラン名は、以前主人から、「ここおいしいから今度いこうよ」と電話で言っていたお店だったのです。
その時、あの悪夢が再びよみがえってきました。
偶然一緒の場所かもしれないけど、「もしや…」と思い、違う投稿を深く見ていくことにしました。
すると、主人が私に話した面白い映画だったり、店だったりがすべて一書かれていたんです。
最終的な決め手は、やはり無断の朝帰り日の投稿
「せっかく、イライラせずに済んだと思ったのに」
再び、主人への不信感をました私は、女性の投稿記事をとことん調べることにしました。
そして、ある投稿を見つけてしまったんです。
「高級ホテルの最上階! こんな素敵な部屋に泊まれるなんて♡」
「あ、誰と来てるかはヒ・ミ・ツ!」
というコメントと一緒に、彼女のFacebookには美しい夜景の写真が掲載されていました。
そして、彼女が投稿した日を見ると、主人が無断で朝帰りをした日と同じ日だったんです。
これだけで、一緒にいたのは主人だと決めつけるわけにはいきませんでしたが、いくつもの投稿が主人の言動と合っているなんておかしいと私は感じました。
「絶対に何かある!」
私は、怒りの感情を押し殺したまま、主人が帰ってくるのを待ちました。
主人はいつものように帰宅しました。そして、いつものように食事をしながら、たわいのない話をしていました。そこで私は、主人の様子をうかがうために、突拍子のないことを言ってみたんです。
「あー、私も○○ホテルのスイートルームに泊まりたいなぁ〜」
そのことばを聞いた主人は、あっけにとられたような表情になったのです。
「あれ、どうかした?」
と聞き返すと
「いや、なんでもないよ。でも、あそこのスイートは高いからね。まだ、子どもが小さいから連れていけないよ」
と答えたのです。主人としては、ごく普通に返答したつもりでしょうが、私の中で、「あそこのスイートは高いからね」という言葉が引っかかりました。
確かに、高級ホテルですから、高いのは当たり前です。これは女のカンになるかもしれませんが、「あそこのスイート」と発言した時点で、調べたことがあるか、行ったことがあるかのどちらかだと思ったんです。
「高いからって、行ったことあるの?」
この言葉に、主人は慌てたように「い、行けるわけなんかないじゃん。ただ、ホテルのインテリアデザインの仕事があったから、ちょっと調べてたまたま料金を知っていただけだよ」。
「あ、そう」
私は何事もなかったかのように答えて、その場は、そこで話を終わりました。
しかし、主人の様子を見て「絶対に怪しい!」と感じた私は、翌日、もう一度主人の女友達がFacebookにアップした画像を確認することにしたのです。なぜなら、夜景だけでなく、ホテルの部屋の様子が分かる写真もあったからです。
するとそこには・・・。
浮気は絶対に許さない!

写真に写っていた主人と同じカバン
主人の女友達がアップしたFacebookの投稿をもう一度チェックした私。
何が見たかったかといえば、部屋に主人の持ち物が置いていないかを確認したかったのです。私はパソコンの画面に、部屋を映した画像をできるだけ大きくして表示しました。すると、主人が持っているのと同じカバンが置かれていたんです。
同じ物を持っている人もいるでしょうが、浮気を思わせるような、いろんな断片が頭の組み合わさっていた私には、「これは主人の物だ!」ということしか思えませんでした。
「あんなに真面目な人なのに。 何で浮気なんて!」
人は見た目によらないという言葉もあります。私はそのことばが頭をよぎり「まさかあの人が」とういう思いで胸がいっぱいになって、目には涙を浮かべていました。でも、このFacebookの投稿が証拠になるとは思いませんでした。
「もし違っていたらどうしよう? 女性の方も一度とはいえ、面識はあるし・・・」
写真に写っていたカバン
投稿した日時
そのほかの投稿と主人の話の一致
私の不安を増長させる要素はたくさんあるのに、確証はなにもない。
「これだけでは、主人と話し合っても、うまく言いくるめられるか、口ゲンカしてうやむやなまま時間が過ぎていかかのどちらかになってしまう」
どうしていいかわからなくなった私は、このことを、以前にも相談したことがある友人に話をすることに決めたのです。
友人の勧めで探偵事務所へ調査を依頼
結婚前、主人と約束したことの1つに「絶対に浮気をしない」ということがありました。なぜなら、私は、過去に男性の浮気をされた経験があったからです。
それがトラウマになっているのもありますが、「浮気をするくらいなら付き合わないほうがいい」という考えを持っていたんです。浮気をされるくらいなら、風俗に行かれるほうがマシだとも思っていました。
こんな私の考えを友人は知っていました。そこでこれからどうすればよいのかを友人に話して決めようと考えたのです。
友人に話をすると、「そこまで怪しいと思っているなら、一度調べてもらったほうがいいんじゃない?」と言われました。友人は、夫の浮気を探偵事務所に調査を依頼して、調べてもらった経験があったんです。
「探偵事務所かぁ・・・。そこまでしないとこの問題は解決しないのか。それ以外の解決方法もあるんじゃないかなあ」
と友人のアドバイスを聞いて私は思いました。その私の不安な表情を察した友人は、
「あや、子育てが一段落すれば、ダンナの会社でまた働くんでしょ。そういう気持ちがあるなら、自分のためにも、子どものためにも、今、クリアしなきゃダメ。今後のあなたの人生に関わる問題なんだからね」
と、言ってくれたんです。
この言葉で、私は友人に紹介された探偵事務所に、主人の素行調査をお願いすることを決めました。
主人がシロなのか、クロなのかはっきりすれば、自分の気持ちにも変化があるかもしれない。お金はかかるかもしれないけど、そこにかけてみようと思ったんです。
探偵事務所に行くと、担当の人がいろんな調査方法があること、結果がいつぐらいに出るのか、費用はいくらかかるかなど細かい説明をしてくれました。
担当者は私の話も聞いてくれた上で、過去の浮気調査の事例なども見せてくれました。守秘義務があるので、実名などは伏せられていましたが、浮気の傾向などこれまでの調査データのような物を見せてもらった時には「ここにきてよかったと」とひとまずは安心しました。
私は、主人が外出した時に本当は誰と会っているか、そこで何をしているのかを知りたいと告げ、1か月の行動を尾行してもらうようにお願いしました。
前もって、主人が外出する予定を聞き、それを探偵事務所に報告。その月は4回の外出予定があったので、そのすべての調査をお願いしたんです。
依頼をしても一安心というわけにはいきませんでしたが、結果が出る1か月半後までは、この問題を忘れて、子どもに目いっぱいの愛情を注ごうと決めました。
・・・そして迎えた1か月半後。
探偵事務所から結果を報告するので、事務所に来てくださいと連絡がきました・・・。
浮気の現場写真を目の前に突き付けられ

疑惑が真実に変わった瞬間
主人の素行調査の結果を聞くため、探偵事務所を尋ねた私。
調査を行った探偵事務所の担当の方から初めに告げられたのは、
「あやさんの不安は的中していました。ダンナさんは浮気されていました」
ということばでした。
調査を依頼した4度の尾行で、主人は3回、女友達として私に紹介した人とデートを重ねていたのです。
私が行ったことのない、オシャレなカフェで楽しそうに話をしたり、映画館に楽しそうな顔をして入って行ったり。その中には、ラブホテルへ入って行く様子と、周りを気にしながら出ていく様子の写真もありました。
その写真を見た私は全身が凍りつき、ひと言もことばが出てきませんでした。
「おつらいとは思いますが、これが調査で出た真実です」
探偵事務所の担当者は、こう話してくれました。
「また、浮気された・・・。二度と、浮気する男とは付き合わないって決めたのに・・・」
大学時代にそう決めていた私の気持ちは、もろくも崩されってしまったのです。
「主人がデザインに集中できるように、会社経営の面でも手助けをしてきたのに!」
「お願いだから辞めてと主人が言うからタバコもやめたのに!」
私の頭の中は、いろんなことでグチャグチャになっていました。
「これからどうすればいいの。その前に、なんで浮気なんかしてるの!? 意味わかんない。あれだけ、約束したのに。なんで裏切られなきゃいけないの!」
冷静な判断ができなくなっていた私に、事務所の方はある事実を教えてくれたのです。
浮気相手の女友達は、大学時代の元カノだった!!
実は主人の浮気相手は、大学時代の元カノだったのです。
主人とは一度は結婚しようかという話にまでなっていたといいます。デザイナーとしての夢をかなえて、「彼女と結婚する」と決めていたようですが、相手の両親に猛反対されたのだそうです。
相手の親としては、いずれは個人でやると決めていて、安定するかどうかわからない人に大切な娘さんをやれないと言ったそうです。
一時は、駆け落ちも考えたようですが、主人がそれはやめようということになり、別れを切り出したということを教えてもらいました。
それが、以前の同窓会で久々に再会したことで、焼けぼっくいに火がついてしまったということのようなのです。
いかにもよくある話ですが、こんなことに自分が巻き込まれるなんて…。
怒りを通り越し悲しみが込み上げてきていた私に、探偵の人は違う写真も見せてくれました。
それは、「男の息抜き」と称して飲み歩いていた男友達との写真です。居酒屋で飲んでいることもありましたが、昼からやっているキャバクラに行ったりして、楽しそうに飲んでいる様子が映っている写真もありました。
「浮気しているうえに、キャバクラ通い!」
私は、あきれてなにも言えなくなり、しばらく沈黙してしまいました。
しばらくして私は少し冷静さを取り戻しました。その雰囲気を察したのか、探偵事務所の方はこう言いました。
「ひとまず、私たちが依頼された調査は以上になります。今後、どうするかはご家庭で話し合ってください。もし、離婚を考えることになったら、私どもの知り合いの弁護士などを紹介することも可能です」
ショックのあまり、私の頭からは「離婚」という言葉が吹き飛んでいました。事務所の方の言葉を聞き、離婚ということも考えなきゃいけなくなるかもと思い始めました。
証拠をつかんだとはいえ、どう主人に伝えていいかわからなかった私は、事務所の方にアドバイスをもらって、主人と話し合う決意を決めました。
結果が分かってから、数日後。休日、私は、両親に子どもを預かってほしいとお願いし、主人と家で話をすることにしたのです・・・。
必死で関係修復を望む主人

証拠を見せても、旦那は浮気を否定!
子供を実家の両親に預け、私は主人と対峙することにしました。
その時、主人は、久々に家にいたこともあり、子どもと遊ぼうと思っていたようで、少し残念そうな雰囲気でした。私は、ダイニングにあるテーブルに主人を呼び、探偵事務所の調査結果を見せました。
「この写真について説明してもらってもいいかな」
私は冷静に主人に言いました。一方、私は心の中では、
「あや! 絶対に感情的になるなよ!」
と自分に言い聞かせながら、主人と話をするように心がけていました。
写真を見た主人は
「これ、どうしたの」
と悪びれる様子もなく私に話しかけてきました。
そんな主人に、女友達のFacebookを偶然見てしまってからの経緯を詳しく話、探偵事務所に素行調査を依頼して得た写真だと説明しました。
最初は、何も言わずに話を聞いていた主人でしたが、探偵事務所という言葉を聞いた瞬間から、ちょっと顔色が変わった感じがしました。
「俺に似た人なんじゃない」
「合成写真とかじゃないの」
どうにかしてはぐらかそうする。私は、とにかく主人に認めさせたいと言う気持ちで、これまでの苦悩をすべて言い放ちました。
しばらくすると、主人もこれはもうだめかと思ったのか、浮気をしてしまったことを白状しました。
「結婚前の約束、覚えているわよね。浮気は絶対に許さないって」
主人はこの言葉に小さくうなずくだけでした。
「その気持ちは変わっていないから、アナタとは一緒にはもういれない。子どものこともあるから、すぐに離婚ってわけにはいかないでしょうから、しばらく離れてお互い今後の身の振り方を考えましょう」
そう言うと私はこの言葉に対する夫の返事を聞くまでもなく、事前に用意しておいた荷物を持って、子どもが待つ実家へと向かったんです。
私が家を出るまでの間、主人は
「待って、すぐに話し合おう」
「本当にゴメン。もう二度としないから」
などと、反省の言葉を言っていましたが、私はそれに反応しませんでした。
そこで反応してしまったら、いつものように、なぁなぁになってしまうと思ったからです。
自分の非を認め猛反省の主人
実家に戻った私は、両親にも状況を説明しました。父親も母親も、30歳を超えた娘にああしろ、こうしろという気はないのと、「あやが最終的に決断したことを応援するから」と言ってくれました。
「浮気は絶対に許すわけにはいかないけど、何もわからない子供のことを考えれば、すぐに離婚に踏み切ることはできない」
「会社の社長ということも考えれば、主人がいるから自分だけ辞めるなんてことはできない。辞めたところで、生活ができなくなる」
「我慢すれば、子どもにも会社にも迷惑はかからないけど、私のこの気持ちがおさまるとは思えない」
さまざまな葛藤が私の中で雲のように湧き出てきました。
応援してくれるとはいえ、このまま実家にいるのも両親に迷惑がかかる。意外と世間体を気にする両親だから、「娘さんが出戻っているらしい」とか近所の人たちがうわさなどしたら、何を言い出すかわからないかもしれない。
私は、「1か月間だけここで考えさせて」と両親にお願いして、自分の中でタイムリミットを設けることにしました。
その間、主人からは、毎日のように連絡が入りました。
休みの日には、実家まで来て、両親にも謝罪しました。私にも誠意を込めて謝ってくれました。
そんな姿を見ても、私は、どうしてもすぐに許そうという気にはなれませんでした。
これまでのうっ憤が貯まり過ぎていたのかもしれません。
もちろん、別居期間も会社が一緒なので、顔を合わせなければいけないときもあるのですが、「絶対にほかの社員には、悟られないようにする」と決めて注意していました。
そして、迎えた1か月後。
私は1つの決断をしたのです・・・。
子ども、そして会社を優先した決断!

優先するべきなのはいったい何?
1か月間、仕事、子育てをしながら、私なりに本当に悩みました。眠れない日もあったのも確かです。
そんな苦痛な日々を乗り越えられたのは、子どもの存在が大きかったと思います。
物心がつく年齢になり、
「なんでジイジとバァバのお家にいるの」
「パパはなんで、ここにいないの」
と、彼なりの違和感を覚えていた部分を私にぶつけることもありました。
それでも、私がつらそうな顔をしていると、
「ママ、大丈夫?」
と心配してくれたり、
「これ見れば、元気になるよ」
と言って、絵本を渡してくれたりしたんです。
「幼いわが子に、こんな心配をかけるなんて…」
「浮気は許せないと言う気持ちは変わらないけど、そればっかりに意固地になっている自分も大人げがないのかもしれない」
「もう少し、冷静になって考えるのもいいのではないだろうか」
私はこう思いました。そして、実家に戻っている間、私は探偵事務所を紹介してくれた友人などにもいろいろと相談をしていました。
浮気が原因で離婚した経験がある友人は、「子どもも大事だけど、自分が弱ったら何もできないからね」と、離婚もあくまで1つの選択肢であることを示唆してくれました。
「子どもも、会社も、私の身体が元気でなければ、何もならない。まずは、自分がどうしたいのか、何を優先するべきなのかを考えなければいけない!」
私はこう思うようになっていました。そして気がつけば、タイムリミットと定めた日まで、あと1週間を切る時期になっていました。
主人の望み通りに関係修復へ
ダラダラとしないためにも、自分で決めたタイムリミット。
本当なら、もっと時間をかけて考えるべきなのかもしれませんが、私の中では、こんなことでずっと悩むのは嫌だという気持ちが強くなっていきました。
あと3日という段階になっても、私の気持ちはまだ揺らいでいました。自分のことを優先させるべきか、子どもや会社の社員のことを考えるべきか。すべてを投げ出して、どこかに行ってしまいたいと言う気持ちにもなるほどでした。
そんな時、実家に1通の手紙が届きました。なんと主人からだったのです。
その手紙は、浮気したことに対しての謝罪、そして、関係修復を懇願する内容でした。
「これまで一度も手紙なんて書いたこともない人が、ここまでするのか」
この手紙を見た私は、
「人間、誰にだって過ちはある。一度は許しても…」
と思ったのです。
そして迎えたタイムリミット当日。
私は、子どもを連れて、主人が待つ家に向かいました。
玄関を開けて子供が「ただいまー」と言うと、主人は玄関まで走ってきて、子どもを抱きしめました。
「おかえり」
という夫に
「今夜、子どもが寝てから、結論は話すから」
と言って、私は子供の荷物の整理や、家の掃除などをして、夜を待ちました。
子どもを寝かしたあと、主人と話し合いました。
私の答えは、「関係の修復に応じる」でした。
最終的には、私のプライドは一度、胸の奥にしまい、子どものために主人と一緒にやり直そうと決めたのです。主人は会社の社長という立場もあり、簡単には離婚できないという気持ちがあったのも事実だと思います。
主人も私の言葉を親身になって聞いてくれました。
「俺がこれ以上何を言っても、言い訳になるから何も言わない。すべては、この前の手紙に書いたから」
そういって、座っている私の後ろにきて、ギュッと抱きしめてくれたんです。
「これでよかった。間違った答えを出していない」
これから、新たなスタートを切ればいいんだと、気持ちを切り替えました。
でも、この私の気持ちは、ある出来事でガラリと変わることになってしまったのです・・・。
またも私を裏切った主人

浮気相手との決別を書面で残す
関係修復を決めた私は、主人に1つの条件を出しました。
それは、浮気相手と別れるという誓約書を書き、すべての連絡を絶つことでした。
これは、探偵事務所の方から教わったことで、主人だけでなく、相手のサインなどもあれば、今後何かあったときに、役立つと言われたからです。
さすがに家に来られるのは私も嫌だったので、ある喫茶店で待ち合わせをして、署名と捺印をもらいました。また、そこで、お互いのケータイ電話から、電話番号やメールアドレスを消去してもらいました。
2人の連絡ツールがFacebookだったこともあり、主人にはすぐに退会をしてもらい、女性には、今後友達などの申請があっても、許可しないことなどの書類にもサインをもらいました。
そこまでしなくてもと言う人もいるかもしれません。
しかし、ここまでしなければ、私の気持ちが納まらなかったんです。浮気相手は、終始無言で、私の言うとおりに、サインをしてくれました。
私は、浮気相手にその場で謝罪の言葉を求めようとしたのですが、うなだれている様子の彼女を見ていると、そんな気持ちは失せてしまいました。そしてひと言も言葉も交わさないでいました。
「これで、この騒動は終わり」
私の中にとどまっていたモヤモヤは、喫茶店を出た瞬間になくなっていました。
2人の関係は終わっていなかった!
誓約書をサインさせてからというもの、主人の外出はほとんどなくなりました。
「男の息抜き」に誘っていた男友達からの連絡もなくなりました。
そして、主人は休みの日には、子どもと一緒に遊んでくれました。「良きパパになってくれたな」と、私は思っていたんです。
それから半年ぐらいが経った時、友人から思いもよらない話を聞くことになりました。
「あやのダンナ、また浮気してんじゃないの?」
「まさか!」
「休みの日は家にいるし、会社でも打ち合わせ以外は、ほとんど一緒だから、ほかの女性に会う時間なんてないはず!!」
私は信じるように強くそう思いました。しかし、そんな私の気持ちを打ち砕くように友人は
「でも、この前、アンタのダンナが女性と腕組んで歩いているのを見たんだけど・・・」
と言ったのです。
本当に信じられない一言でした。
私が浮気されたことを知っていた友人は、その時の写真も送ってくれました。
そこに映っていたのは、まぎれもない誓約書を書かせたあの浮気相手だったのです。
「また、この女!!」
浮気相手に憎しみを持つと同時に、あんな手紙まで書いておいて、2度も私との約束を破った夫に対しての心の底から怒りがこみ上げてきました。
私は、すぐさま、探偵事務所に連絡しました。経緯を説明し、もう一度主人の素行調査を依頼することしたのです。今度は1週間のダンナの行動を尾行してもらい、何をしていたかの調査を依頼しました。
また、調査を依頼しているまさにその時、私は会社のダンナの机の上に、見覚えのないケータイが置いてあるのを見てしまったのです。
主人は、個人用と会社用を使い分けていたので、ケータイを2つ持っているのは知っていました。でも、明らかに、その2つとは違う機種だったのです。
そのケータイを取り上げて中を見てみると、着信履歴やLINEのトークなどは、あの女の名前だけでした。なんと、浮気相手との専用ケータイを私に内緒で契約していたのです!
私は、すぐにこのケータイの番号をメモし、画面の一部を自分のカメラで撮影しました。
2週間後、尾行の結果を聞くと、再びクロでした。主人は前と同じ浮気相手との関係を続けていたのです。
私は、主人と話をする前に、探偵事務所の人に相談し、離婚調停をするにはどうすればいいかなどを聞きました。また弁護士の先生も紹介してもらいました。そこには、もし離婚になった場合の、会社についてなどの相談も含まれていました。
私の中で準備が整ったある日。再び子供を両親に預け、私は、主人と2人きりの話し合いを持つことにしたのです・・・。
約束を破る男は絶対に許さない!

協議離婚を提案するも
主人は、「絶対に自分は怪しまれない」と思っていたのかもしれません。
なぜなら、あんな大げさな手紙を書き、浮気相手との誓約書まで書いていたんですから。普通の人なら、みんな安心するはずです。
私は、再び探偵事務所に調査を依頼したこと、友人からタレコミがあったことを伝えました。そして、浮気相手専用のケータイ電話の存在についても話しました。
この私の話に、さすがの主人も反論できませんでした。うなだれたまま聞いていました。
「何か、言ったらどうなの!」
私が、大きな声を上げても黙ったまま。何も言いませんでした。
しばらく沈黙が続いた後、主人からはようやく「ゴメン」とひと言だけありました。
「ゴメンで済むわけがないでしょ! もう、わかってるよね!!」
私がいつにもまして強い口調で話すと、またまた、主人は黙り込んでしました。
「これだけ証拠をつかまれているんだから、協議離婚でいいでしょ! それとも裁判する?」
どんなことがあってもいいように、私は弁護士に相談していたので、主人が何と言ってこようとも、答えられる自信はありました。
「協議離婚にしよう」
それまで黙っていた主人でしたが、太刀打ちできないと思ったのか、離婚に応じるようなそぶりを見せました。
その言葉を聞いた私は、その日から離婚へ向けた別居をスタートさせました。主人と離婚の話し合いもスムーズに進むと思っていたのです。
往生際が悪い年上夫
それからは主人と慰謝料や子供の養育費などを話し合う日々が続きました。
私は探偵事務所から紹介された弁護士さんに主人との話し合いの場に立ち会ってもらうことにしました。はじめのうちは、主人も話し合いに応じていました。しかし、徐々に、都合がつかないからと言う理由で、話し合いができない状態なったのです。
「なんて往生際が悪い人なの! 自分が悪いくせに!!」
主人は、仕事の関係上、離婚はしたくないという思いが強くあったようです。離婚となれば、社員に事情をすべて話さなければいけません。そして、離婚したとしても、私は社長として会社に残る条件を主人に突き付けていました。
「離婚の経緯を話せば“自分の立場がなくなる」
主人はこう思っていたに違いありません。
新進気鋭のデザイナーとしてそれなりの評判を得ていた主人ですが、離婚のことで仕事はできるかもしれないけど、女関係がだらしないなんて思われたら、自分のキャリアの汚点になってしまうと考えていたと思います。
私は、「会社を辞めてもいい」と思っていたのですが、慰謝料と養育費、親権をもらっただけでは、納得がいきませんでした。また離婚を理由に会社を見捨てるわけにはいかなかったんです。
もともとは主人が立ち上げた会社ですが、経理とはいえ、会社経営を円滑に進めるべくして働いてきたのは私です。だから、「離婚と会社は別!」。そう考えるようになっていたのです。
私が、そこまで腹をくくっているのに、肝心の主人は、のらりくらりと話し合いに応じませんでした。そんな状態が1か月ぐらい続いた時、私は、離婚調停をすることに決めました。
この時、私の気持ちにも変化が生まれました。
「仕事とはいえ、こんな人と一緒には働けない。離婚が成立したら、社長の座も退き、新しいことを始めよう」
こう思ったのです。
弁護士の先生にも納得してもらい、現在もそれを条件に調停は続いています。
とはいえ、夫に非があるのは明確です。慰謝料、養育費、親権に加え、社長を退き無職となってしまう私の当面の生活費の援助も付け加え、それが認められる方向で調停は進んでいます。よくよく考えればひどい目に遭ったと思います。でも、「一度しかない人生でこんな経験できたのもきっと自分のためになる」と気楽に考えるようにしました。
夫に浮気されるという私と同じ境遇の方もいらっしゃると思います。浮気が分かったら周りの意見を聞くことも確かに大切です。一方でお金はかかってしまうけど探偵事務所などの、プロに頼むこともしっかり考えたほうがいいと私は自分の経験を通じて思いました。
それがきっかけで、見えてくるものは、絶対あります。慰謝料などをもらうために有利になるとかだけでなく、自分の気持ちもきっと楽になると思います。